スーパーの業務改善入門

2019年05月26日

業績改善の「やり方が分からな⁉」

「一体、何から手を付けたら良いのか、分からない…」と言う、深刻な悩み。
これは、私の指導先や問合せ先のオーナーからの声です。

長い間頑張ってきたけれど、これだけ競争が厳しくなってくると、今までのやり方では、生き残っていけないということです。
また、自分たちだけで考えていても、どうしたら良いのか全く分からない。
また、色々勉強して実践しているけれど、これと言った成果に繋がっていないということです。

スーパーマーケット企業の多くは、「出せば売れた」や「チラシをまけば売れた」と言う様な経験を持っています。
そして、その時代の人たちが経営幹部となっています。
ですから、ディスカウトに走る会社も多く有ります。少し前までは、それでごまかせました。

ところが、ドラッグストアが、地方の過疎地まで攻め入ってきます。
そうなって来ると、もう手段が思いつきません。

ざっとこの様なことが、多くの中小零細企業が直面している状況です。


■ ジリ貧、資金繰り、赤字・・・

考えたくもない、「ジリ貧、資金繰り、赤字・・・」、そして現実の日々の現場。

こうならないためには、正しい知識を身に付ける必要があります。

大きくは、
① 効率を上げて、コストを下げるためのもの
② 粗利を上げるための実践型マーケティング
それと、
③データの正しい理解と適切な改善活動
などです。

ビジネスを遣るということは、営業利益の拡大が目標です。
つまり、稼ぐということです。
粗利益を多くして、コストを下げると言う、いたって簡単なことです。

正しく数字を理解していない人は、売上が上がったら何とかなると考えてます。
ですから、小手先の売上を上げようと努力します。
そして、その多くは、ディスカウントや他所が遣っている真似です。
それで、営業利益が上がって、問題が解決できるのであれば、苦労しません。

人件費(時給)が上がり、有給取得の義務化などで、従業員の休みが増え、競争によって商品の値入れが下がる。
営業利益は、確実に低下する方向に向かいます。


■ 正しい勉強をする

うまく遣っている店舗を視察したり、売上を上げるためのセミナーに出席したり。

一見頑張っているようでも、それに費やす時間と、セミナー代や旅費など、お金の投資に見合うだけのリターンを得るのは、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。
現場の仕事は増え、在庫も残り、おまけに結果の検証などは全くしていない。
失敗したら、二度とチャレンジしない(出来ない)。

枝葉末節に幾ら目をやっても、真因の根幹の部分に視点を向けなければ、問題はなにも解決しないのです。

理念、コンセプト、戦略、オペレーション、リーダーシップ。
そして、マーケティングなど、これからの勉強が、業務改善のスタートです。

「今更、チェーンストア理論・・・?」と言われる方もたまにいます。
しかし、私が知る限り、商品構成やレイアウト、マテハンやストアコンパリゾンなどを、少しでも勉強したと言う人は、ほとんどいません。
商品分類やPOPデータの活用、管理会計や部門別管理、そして、戦略的マージンミックス。
そして、多くの実践的マーケテイング戦略などです。

算数もスポーツも基礎が大事です。
基礎が出来手入れは、応用が利きます。
他所が遣っていることの本質が解るのです。


■ 現場を診る力が必要

なかなか気付かない現場のムダ

しかし、「その課題が見えない」ことが、本当の問題なのです。
慣れ親しんだ従来通りのやり方(考え方)。
何の疑問も持たない。持ったことなどない。

これが、現状苦しんでいる会社の殆どが、抱えている問題の本質なのです。

そのためには、現場に精通している人に診てもらうことが、ムダな時間やお金を使わず、一番生産性が高いと言えます。

ゴルフやテニスなど、一人で努力する方法もあります。
しかし、ゴルフのスコアで、100を切ろうとするには、正しい知識や技能を教えてくれる人に習うということが、一番の近道です。
結果的に、時間とお金を節約することが出来るでしょう。

そして何より、ゴルフをすることが楽しくなります。
良い仲間とコースを回り、リフレッシュも出来ます。
もしかしたら、ビジネスの良いアイデアだって、閃くかもしれません。


■ 良かったら、お気軽にご相談ください

悩みは、人に聞いてもらうだけでも、気持ちがとても楽になるものです。
調子が悪い時、一人で悩んでいると、余計に悪い方向に向かいます。
考えなくても良いことを、ネガティブに考え込んでしまったりします。

私は、オーナーの悩みに対して、「短時間で、“現場のムダ”を見つけて、優先順位を付けて、ご報告」しています。

100社以上の業績向上を実現した独自のノウハウで「こうすれば、劇的にコストが落ちる」「こういう方法で、簡単に粗利益が上がる」という方法をご提案します。

「生産性を上げて、確実に稼げる仕組みを作る」
そして、
「お客と従業員に支持される会社にする」
ことが、サミットリテイリングセンターの業務改善コンサルティングの目的です。



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