スーパーの業務改善入門
2019年05月31日
鮮度と味を極める、重要な戦略⁉
あなたのお店の野菜や魚の『鮮度』は、地域で断トツ一番でしょうか?
あなたのお店の果物や肉、そして、惣菜の『味』は、地域で断トツ一番でしょうか?
これに、ハッキリと「はい」と答えられれば、おそらく地域一番店ではないでしょうか。
スーパーマーケットは、食品スーパーです。食品スーパーは、生鮮品が強くなくてはいけません。
大手企業の様に、バイイングパワーで、ナショナルブランドの商品の低価格を打ち出すことが出来ればいいのですが、中小零細の企業にとっては、不可能なことです。
基本的には、遣ってはいけない。とるべきではない戦略です。
中小零細企業の戦略としては、絶対的な鮮度と味を追求し、それをお客に提供し、日々実感してもらう努力をすべきです。
ある意味、価格を無視するぐらいの気持ちで行動すべきです。
■ 価格の客は、簡単にいなくなる
スーパーマーケットという業態は、非常に厳しい競争を強いられています。
しかし、厳しい店舗の殆どは、今までの自分たちのやり方を、変えていません。
コンセプトも戦略も無いと言うところも、多く有るように思います。
要するに、「遣るべきことを、遣っていない」ということです。日々のルーティン作業に明け暮れていては、お店の将来はありません。
当然これでは、勝てません。ジリ貧になるばかりです。
他所の、表層的な部分のやり方を真似したり、相場が下がるなどのチャンスを追っかけたり。要するに、戦略ではなく、戦術を追っかけ回しているのです。
大手企業でも、価格だけを打ち出した店舗は、苦戦しています。そして、閉店して亡くなった店舗も多く有ります。
そして何より、価格で来店している客は、それがなくなると、簡単に来てくれなくなります。
■ お客が、真に喜ぶことをさせてもらう
あなたは、鮮度の良い野菜や魚をみたらどう感じますか?
美味しい、果物を試食したら、どう感じますか?
そして、そもそも、あなたのお店の売り場に並んでいる商品は、どうでしょうか?
「つい、買ってみたくなる」商品が、多く並んでいるでしょうか?
私は、クライアントの売場で、鮮度の良い商品を見付けたら、買って帰りたくなります。
実際買ってしまうことも多く有ります。ですから、私の家には、クライアントのお店のエコバックや保冷バックがたくさん有ります。
お客なら勿論、鮮度抜群の良い商品を、売場で納得して買って、料理を作るという日々良い経験をすることになります。
味の良い果物、お肉など、売っているお店であれば、迷うことなくそのお店に足が向き、買い物をするでしょう。
お客は、そういうお店であれば、人にも薦めたり、ギフトに使ったりするようなことにもなります。
そして、リピート客は、確実に増えることになります。
■ ターゲティングとポジショニングを理解する
鮮度や味が解ってくれるお客に来てもらう。
そして、そのための品ぞろえや売り場づくりに、日々努力する。
これらが、マーケティングの大原則です。
これらをイメージしていないと、フラフラと戦術に振り回されます。
戦略を真に実行して、成果を出すためには、
今までの行動で、「止めること」を決めることです。
そして、「遣るべきこと」をハッキリと決めて、ムダなく行動することです。
そのことによって、全体的なスキルもアップも実現して、全体的に生産性も向上します。
■ 少しの期間我慢する
とは言え、短期に効果が出るとは限りません。
必要なことは、遣り続けることです。
正しい努力を、日々遣り続けることです。
お客に、「鮮度」と「味」についての正しい情報を、営業POPや(有人)試食販売で、伝える努力をすることです。そのスキルも勉強し、実践することによって、レベルが確実にアップしてきます。
実際、私のクライアントの中には、「競合店の売価を見るな!」と言い続けて、鮮度にフォーカスすることによって、大幅に売上と粗利益率をアップさせたチームが多く有ります。
飛行機の離陸を想像してください
飛行機は、スタート地点から、一挙に45度の角度で飛び出すことは有りえません。
長い助走が必要です。
しかし、前輪が微かに上がった時から、一挙に大空に向かって角度が付きます。
業務改善は、飛行機の離陸と全く同じようなことが起こります。
時間を掛ければ、確実に結果が表れます。
■「楽しい仕事をする」嬉しさ
鮮度と味、という、至ってシンプルで分かりやすい原則的な戦略。
ここに、フォーカスして、徹底的に追及してみる。
現場の商品を診て、在庫を診て、管理方法を確認すると言う様な、それを実現するためのプロセスの仕組みを、現場と共に作り上げる。
高鮮度を実現することによって、仕入れし過ぎ、作り過ぎ、出し過ぎ、過剰在庫、見切り作業など、多くの商品ロス、処理作業、ムダを少なくすることが出来ます。
正しい行動は、お客の反応そして、何と言っても、実績数値に確実に表れて来ます。
お客が喜んでくれて、成果も確実に出てくれば、仕事は、俄然楽しくなってきます。
ビジネスの本質が見えて来ます。
至ってシンプルな戦略。取り組む価値は絶対に有ると確信します。
目指すは、『地域ダントツ一番の鮮度と味』です。
※鮮度管理については、サミットリテイリングセンターの他の記事を参照ください
あなたのお店の果物や肉、そして、惣菜の『味』は、地域で断トツ一番でしょうか?
これに、ハッキリと「はい」と答えられれば、おそらく地域一番店ではないでしょうか。
スーパーマーケットは、食品スーパーです。食品スーパーは、生鮮品が強くなくてはいけません。
大手企業の様に、バイイングパワーで、ナショナルブランドの商品の低価格を打ち出すことが出来ればいいのですが、中小零細の企業にとっては、不可能なことです。
基本的には、遣ってはいけない。とるべきではない戦略です。
中小零細企業の戦略としては、絶対的な鮮度と味を追求し、それをお客に提供し、日々実感してもらう努力をすべきです。
ある意味、価格を無視するぐらいの気持ちで行動すべきです。
■ 価格の客は、簡単にいなくなる
スーパーマーケットという業態は、非常に厳しい競争を強いられています。
しかし、厳しい店舗の殆どは、今までの自分たちのやり方を、変えていません。
コンセプトも戦略も無いと言うところも、多く有るように思います。
要するに、「遣るべきことを、遣っていない」ということです。日々のルーティン作業に明け暮れていては、お店の将来はありません。
当然これでは、勝てません。ジリ貧になるばかりです。
他所の、表層的な部分のやり方を真似したり、相場が下がるなどのチャンスを追っかけたり。要するに、戦略ではなく、戦術を追っかけ回しているのです。
大手企業でも、価格だけを打ち出した店舗は、苦戦しています。そして、閉店して亡くなった店舗も多く有ります。
そして何より、価格で来店している客は、それがなくなると、簡単に来てくれなくなります。
■ お客が、真に喜ぶことをさせてもらう
あなたは、鮮度の良い野菜や魚をみたらどう感じますか?
美味しい、果物を試食したら、どう感じますか?
そして、そもそも、あなたのお店の売り場に並んでいる商品は、どうでしょうか?
「つい、買ってみたくなる」商品が、多く並んでいるでしょうか?
私は、クライアントの売場で、鮮度の良い商品を見付けたら、買って帰りたくなります。
実際買ってしまうことも多く有ります。ですから、私の家には、クライアントのお店のエコバックや保冷バックがたくさん有ります。
お客なら勿論、鮮度抜群の良い商品を、売場で納得して買って、料理を作るという日々良い経験をすることになります。
味の良い果物、お肉など、売っているお店であれば、迷うことなくそのお店に足が向き、買い物をするでしょう。
お客は、そういうお店であれば、人にも薦めたり、ギフトに使ったりするようなことにもなります。
そして、リピート客は、確実に増えることになります。
■ ターゲティングとポジショニングを理解する
鮮度や味が解ってくれるお客に来てもらう。
そして、そのための品ぞろえや売り場づくりに、日々努力する。
これらが、マーケティングの大原則です。
これらをイメージしていないと、フラフラと戦術に振り回されます。
戦略を真に実行して、成果を出すためには、
今までの行動で、「止めること」を決めることです。
そして、「遣るべきこと」をハッキリと決めて、ムダなく行動することです。
そのことによって、全体的なスキルもアップも実現して、全体的に生産性も向上します。
■ 少しの期間我慢する
とは言え、短期に効果が出るとは限りません。
必要なことは、遣り続けることです。
正しい努力を、日々遣り続けることです。
お客に、「鮮度」と「味」についての正しい情報を、営業POPや(有人)試食販売で、伝える努力をすることです。そのスキルも勉強し、実践することによって、レベルが確実にアップしてきます。
実際、私のクライアントの中には、「競合店の売価を見るな!」と言い続けて、鮮度にフォーカスすることによって、大幅に売上と粗利益率をアップさせたチームが多く有ります。
飛行機の離陸を想像してください
飛行機は、スタート地点から、一挙に45度の角度で飛び出すことは有りえません。
長い助走が必要です。
しかし、前輪が微かに上がった時から、一挙に大空に向かって角度が付きます。
業務改善は、飛行機の離陸と全く同じようなことが起こります。
時間を掛ければ、確実に結果が表れます。
■「楽しい仕事をする」嬉しさ
鮮度と味、という、至ってシンプルで分かりやすい原則的な戦略。
ここに、フォーカスして、徹底的に追及してみる。
現場の商品を診て、在庫を診て、管理方法を確認すると言う様な、それを実現するためのプロセスの仕組みを、現場と共に作り上げる。
高鮮度を実現することによって、仕入れし過ぎ、作り過ぎ、出し過ぎ、過剰在庫、見切り作業など、多くの商品ロス、処理作業、ムダを少なくすることが出来ます。
正しい行動は、お客の反応そして、何と言っても、実績数値に確実に表れて来ます。
お客が喜んでくれて、成果も確実に出てくれば、仕事は、俄然楽しくなってきます。
ビジネスの本質が見えて来ます。
至ってシンプルな戦略。取り組む価値は絶対に有ると確信します。
目指すは、『地域ダントツ一番の鮮度と味』です。
※鮮度管理については、サミットリテイリングセンターの他の記事を参照ください