イヤ取り
2007年04月21日
白衣や白い長靴が汚い店員
スーパーマーケットは、食品を中心に販売するスーパーです。当然のことながら、クリンリネスやサニテーションなど、お掃除や衛生管理が重要であることはいうまでもありません。
そして、これまで食品業界では、食中毒や表示偽装、残留農薬問題など数々の問題が毎年起こっています。当然、それらのことに対して、お客様の関心も年々高くなっています。また、インターネットの普及などが手伝って、お客様の情報収集力が、数年前と比べ物にならないくらい高まってます。
先日私は、家内と一緒にベーカリーショップへ出かけました。
まぁまぁ美味しいという評判らしく、家内も１、２度買ったことがあるらしいのです。
店舗の外装は、こじんまりしていて、かわいい雰囲気の店です。お客さんも数人入っていました。
私はドアを開け、家内と一緒に中に入ってしばらく売り場を見ていました。すると、陳列棚や装飾品が、埃っぽいのに気付づきました。厨房は、オープンなっていて、その中がよく見えます。とそのとき、パンの生地を切り分けている若い職人を見て、私は、ハッとしました。白衣があまりにも汚いのです。
パン職人であるから、粉は飛び散るし、ソースなどの材料も白衣に付くでしょう。しかし、そういう事ではないのです。
袖口や胸元など、明らかに何日も洗濯していない様子で、かなり黒ずんでいます。前掛けの紐も同じです。
私は、直ぐに扉を開け、店の外に出てしまいました。そして、家内に事情を話し、二度とこの店で買い物をしないように伝えました。
男の私が思うのであるから、デリケートな女性の目には、もっと衝撃的でしょう。
私の予測では、このままの状態で改善されなければ、「近い将来この店は、無くなるだろう」と思いました。
ところで、スーパーマーケットの社員の白衣や作業用の白い長靴など、身だしなみをチェックすると、先述のベーカリーショップと同じように、とても汚い店があまりにも多いことに気付きます。
本質的に意識レベルが低いといわざるを得ないのです。
いくら美味しそうな、刺身やお惣菜を売り場に出しても、社員の身だしなみが、ちゃんと出来ていなければ、お客様は、安心して商品を買うことが出来ません。
最悪の場合、来店自体を止めてしまうかも知れません。私が、ベーカリーショップへ行くのを止めたように、です。
スーパーマーケットでは、朝開店前に朝礼をやる店が多いです。
また、最近は、開店時間が早くなり、開店作業が開店に間に合わないため、開店後に昼礼をやるところも増えてきています。
その内容は、
１ 経営理念の唱和
２ 店長からの報告事項、または、注意事項
３ 売り上げ実績、売り上げ予算の確認
４ 挨拶訓練
５ 身だしなみチェック
などです。
最低これぐらいの内容は、毎日行なったほうがいいと思います。しかし、そのやり方が問題です。毎日朝礼をやっていても、その貴重な時間がなんの役にもたっていない朝礼を見掛けます。
たとえば、姿勢です。朝礼の最初から最後まで、店長が前に立ち、他の全員が店長のほうを向く体勢で終わっている場合が多いです。
挨拶訓練や身だしなみチェックは、二人で向き合って行なうべきです。身だしなみチェックは、自分自身をチェックするのではなく、二人で向き合い、相手の頭から足元まで、ポイントとなるところを確実にチェックを行い、必要であれば、即時改善指示するようにしなければなりません。
また、マニュアルで、爪など、良い事例を写真で撮り、誰でも目で見て、その『あるべきレベル』がわかるようにします。
念のため申し上げるが、朝礼を忘れたころたまにやる店や、全くやらない店もあります。
もう、おわかり頂いていると思いますが、基本的には、毎日確実に内容のある朝礼をやっていただければ、貴重な時間を使ってやる朝礼が、効果の出る朝礼になるはずです。
私は、クライアント企業で、「白衣は、勝負服です」と教えています。
ピシッとプレスされた白衣、白く輝く長靴。この気持ちいいぐらいの、凛々しい姿を、常にお客様に見ていただく。
このような場合、お客様は何時も、気持ちよくお買い物していただけるはずです。
そして、なにより、働くメンバーの意識が間違いなく変わっていきます。
最近、よく上質という言葉をスーパーで耳にするようになりました。
確かにお店の内装もお洒落で、使ったことのない高そうな商品が沢山並んでいたりします。ところが、いくら見掛けがよくても、肝心な社員の身だしなみがいい加減では、話になりません。
「お店は綺麗になっても、中身は一緒ね」と見透かされるでしょう。
是非、『勝負服』を意識してみてください。意識と行動が変わるはずです。
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そして、これまで食品業界では、食中毒や表示偽装、残留農薬問題など数々の問題が毎年起こっています。当然、それらのことに対して、お客様の関心も年々高くなっています。また、インターネットの普及などが手伝って、お客様の情報収集力が、数年前と比べ物にならないくらい高まってます。
二度と、行きたくない店
先日私は、家内と一緒にベーカリーショップへ出かけました。
まぁまぁ美味しいという評判らしく、家内も１、２度買ったことがあるらしいのです。
店舗の外装は、こじんまりしていて、かわいい雰囲気の店です。お客さんも数人入っていました。
私はドアを開け、家内と一緒に中に入ってしばらく売り場を見ていました。すると、陳列棚や装飾品が、埃っぽいのに気付づきました。厨房は、オープンなっていて、その中がよく見えます。とそのとき、パンの生地を切り分けている若い職人を見て、私は、ハッとしました。白衣があまりにも汚いのです。
パン職人であるから、粉は飛び散るし、ソースなどの材料も白衣に付くでしょう。しかし、そういう事ではないのです。
袖口や胸元など、明らかに何日も洗濯していない様子で、かなり黒ずんでいます。前掛けの紐も同じです。
私は、直ぐに扉を開け、店の外に出てしまいました。そして、家内に事情を話し、二度とこの店で買い物をしないように伝えました。
男の私が思うのであるから、デリケートな女性の目には、もっと衝撃的でしょう。
私の予測では、このままの状態で改善されなければ、「近い将来この店は、無くなるだろう」と思いました。
ところで、スーパーマーケットの社員の白衣や作業用の白い長靴など、身だしなみをチェックすると、先述のベーカリーショップと同じように、とても汚い店があまりにも多いことに気付きます。
本質的に意識レベルが低いといわざるを得ないのです。
いくら美味しそうな、刺身やお惣菜を売り場に出しても、社員の身だしなみが、ちゃんと出来ていなければ、お客様は、安心して商品を買うことが出来ません。
最悪の場合、来店自体を止めてしまうかも知れません。私が、ベーカリーショップへ行くのを止めたように、です。
効果的な朝礼
スーパーマーケットでは、朝開店前に朝礼をやる店が多いです。
また、最近は、開店時間が早くなり、開店作業が開店に間に合わないため、開店後に昼礼をやるところも増えてきています。
その内容は、
１ 経営理念の唱和
２ 店長からの報告事項、または、注意事項
３ 売り上げ実績、売り上げ予算の確認
４ 挨拶訓練
５ 身だしなみチェック
などです。
最低これぐらいの内容は、毎日行なったほうがいいと思います。しかし、そのやり方が問題です。毎日朝礼をやっていても、その貴重な時間がなんの役にもたっていない朝礼を見掛けます。
たとえば、姿勢です。朝礼の最初から最後まで、店長が前に立ち、他の全員が店長のほうを向く体勢で終わっている場合が多いです。
挨拶訓練や身だしなみチェックは、二人で向き合って行なうべきです。身だしなみチェックは、自分自身をチェックするのではなく、二人で向き合い、相手の頭から足元まで、ポイントとなるところを確実にチェックを行い、必要であれば、即時改善指示するようにしなければなりません。
また、マニュアルで、爪など、良い事例を写真で撮り、誰でも目で見て、その『あるべきレベル』がわかるようにします。
念のため申し上げるが、朝礼を忘れたころたまにやる店や、全くやらない店もあります。
もう、おわかり頂いていると思いますが、基本的には、毎日確実に内容のある朝礼をやっていただければ、貴重な時間を使ってやる朝礼が、効果の出る朝礼になるはずです。
■白衣は、勝負服
私は、クライアント企業で、「白衣は、勝負服です」と教えています。
ピシッとプレスされた白衣、白く輝く長靴。この気持ちいいぐらいの、凛々しい姿を、常にお客様に見ていただく。
このような場合、お客様は何時も、気持ちよくお買い物していただけるはずです。
そして、なにより、働くメンバーの意識が間違いなく変わっていきます。
最近、よく上質という言葉をスーパーで耳にするようになりました。
確かにお店の内装もお洒落で、使ったことのない高そうな商品が沢山並んでいたりします。ところが、いくら見掛けがよくても、肝心な社員の身だしなみがいい加減では、話になりません。
「お店は綺麗になっても、中身は一緒ね」と見透かされるでしょう。
是非、『勝負服』を意識してみてください。意識と行動が変わるはずです。
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■人生が変わるスーパーマーケットの人材育成（前編） ⇒www.summit-rc.com/case/2745/
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