スーパーマーケットの業務改善事例(北陸)

2015年06月03日

地域密着型スーパーマーケットの売上アップ・営業利益アップの事例

基本情報

■プラン
業務改善全般(実地調査、業務改善など)
■料金
業務改善コンサルティング料として、30万円/月
■期間
3年半(継続中)

陳列演出

北陸地方にて2店舗展開されている地域密着型スーパーマーケットの業務改善事例をご紹介させていただきます。

お客様が抱えておられた問題点

過疎地で少子高齢化の問題を抱える片田舎にあるスーパーマーケットなのですが、近くの原発が停止してしまったことによって人口が流出、食堂や民宿、旅館なども空きが多くなり、スーパーの売上げも大幅に減少という厳しい現実に直面しておりました。
売上げは前年割れ、営業利益は出ておらず多くの月次決算が赤字となり、月々の資金繰りにもお困りの様子でした。

弊社に業務改善をご依頼いただいたきっかけ

ある時、知り合いの紹介でこちらのスーパーマーケットのお話を聞き、訪問させていただいたのが始まりでした。
当初、専務は以前勤められていたスーパーのコンサルタントや今までの経験などから、コンサルタント担当に対して不信感を抱かれておりましたが、私共がスーパーマーケットの業務改善を専門に扱っているコンサルティング会社であること、現場に軸を置き、お客様目線に立ち、売上アップだけではなく営業利益の拡大を徹底的に追及するという姿勢に真剣に耳を傾けてくださり、お付き合いさせていただくこととなりました。

売上アップ・営業利益アップの流れ

業務改善全般を請け負わせていただく場合、最低でも1年~3、4年はコンサルティングを担当させていただいています。今回のスーパー様の場合、現時点で3年半程度コンサルタントとして入らせていただいており、現在も継続していただいています。

まずは実地調査により商品の陳列方法を確認したり現場の動きを拝見させていただき、また経営層・現場へのヒアリング等を行い、お客様の抱える課題点を洗い出します。

そしてその問題点を改善するために、

  • 在庫管理:ムダな在庫を削減、欠品の確認、売れ筋商品を増やすなど、在庫を適正にしていく。
  • 鮮度管理:しっかりと鮮度を意識していく。
  • 作業指示書の作成:作業ミスを減らしたり、移動時間・待機時間などのムダを減らし作業時間を短縮するなど、作業環境を整える。
  • 陳列演出、関連陳列の徹底:だた物を並べるのではなく、陳列にもこだわりを持つ。メニューやイベントなどの生活関連を意識して売り場を作っていく、コトPOPを作成するなど。


など様々な施策を行ってまいりました。

陳列演出 陳列演出

スーパーマーケットの「売場づくりの4P」とは・・・

関連購買や想起購買などが関連しますが、私共は「売場づくりの4P」を大切にしております。

スーパーマーケットの「売場づくりの4P」

  1. Product(製品)
  2. Place(場所・流通)
  3. Promotion(販売促進)
  4. Price(価格)


その時期に強いもの・売れるものをどこで展開し、どう販売促進(チラシ・メール販促・試食販売・POPなど)を実施するか、価格はどう設定するか、などをしっかりと考えて実践していきます。

陳列演出 陳列演出

業務改善の成果・今後について

スーパーの業務改善に関わらせていただいてから1年を過ぎた頃、売上げは前年比95~98%というところ、営業利益は前年比100%をクリアいたしました。その後も赤字月が徐々に減り、1年半で最高益を記録することが出来ました。

料金は業務改善全般を月30万円で行わせていただいているのですが、現在は教育にも力を入れることが出来るようになり、別途月30万円にて接遇コンサルティングの方による接遇セミナーやロールプレイングなどもさせていただくようになりました。こちらも完全オーダーメイドで、お客様のご要望に応じて様々なご提案をさせていただいています。

今後、教育・接遇にも力を入れていくことにより従業員の方のレベルも上がり、良い相乗効果、さらなる売上アップ・営業利益アップを期待しております。
その他、個人の成長とリンクしていなかった人事制度を改善すべく、社労士さんにも入ってもらい「やる気の出る人事制度」の確立を目指しております。
また、今後新店舗2店の出店も計画しており、確実に成果を出すために日々戦略を練らせていただいています。

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