スーパーマーケットの業務改善事例(西日本)
2015年07月28日
競合対策と青果部門の業務改善で他スーパーに負けない店作り
基本情報
- ■プラン
- 競合対策、業務改善(青果部門)
- ■料金
- 月に1度の訪問で10万円
- ■期間
- 2年間(継続中)
競合対策と業務改善のご依頼をいただいたきっかけ
西日本で単独店として営業しているスーパーマーケットの競合対策、業務改善に取り組み、現在、開始から2年目となります。スーパーにおける非常な重要なセクションである青果部門に問題があったため、活性化して欲しいというご依頼を受けました。主に、鮮度管理や売り場作り、社員のスキルアップ等に問題意識を持っていらっしゃいました。また、近隣に1年で競合が2店舗出店する計画があるということで、危機感を持ってのご依頼でした。
青果部門を活性化するためにとった方法
- 各個人の作業訓練
- 売り場の棚割り変更
- 作業段取りの見直し
- 補充用カートの効果的な活用訓練
- バックルームのレイアウト変更
- ポスデータの活用
まずは基本的な部分で修正を加えていきました。現場のあらゆる方向から問題のある箇所を洗い出し、改善していきました。青果部門ということで、具体的な事例で言えば、陳列演出を徹底し、トマトの売上げを大幅にアップさせました。
トマトは青果コーナーの中で、全国的に見てもダントツに売り上げがある野菜です。1年間で青果部門の10%を占めるスーパーも珍しくありません。そのトマトの売上をコンサル期間中に150%以上伸ばそうと計画しています。現在進行中ではあるものの、ほぼ達成できそうな見通しがついています。
他にも1週間の中で閑散とする日がどうしてもあるので、その日に合わせて「週に1度の100円均一」として野菜や果物を販売しました。種類も豊富で50~60品目を揃えました。当初は前後の日に売上が伸び悩むのではないかと予想していましたが、そこまで落ちることもなく、180%もの伸びがありました。
競合スーパーに打ち勝ち、地域の一番を目指す
こちらスーパーは企業コンセプトとして「地域ダントツで鮮度1番」を目標に掲げていましたが、在庫が多いことで、鮮度低下品を生んでいる状況でした。生鮮食品はスーパーにおける集客の要です。ここが劣っていると日々の集客と売上に直結していってしまいますので、改善を行っていきました。
【在庫過多や品質劣化品】
人事制度も見直しを行いました。営業利益を意識し、実績評価以外にもプロセスや決められたことを遂行できているかというチェック項目を設けました。また、半年ごとに評価することで、目標や改善計画が立てやすくなりました。
競合対策、業務改善の成果
競合2店舗のオープンに際し、前年比で90%になった時期もありましたが、現在は105%です。粗利も営業利益も前年をクリアしています。この危機に十分健闘しているといえます。また、スタッフも目標を持ってステップアップしているので、仕事に対する充実度も変わってきています。
【フルーツの商品陳列、盛り籠】
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