スーパーマーケットの業務改善事例(東日本)
2015年09月03日
50店舗を展開するスーパーのコンサルティング
基本情報
- ■プラン
- 新店舗オープンと改装のコンサルティング
- ■料金
- 20万円/月
- ■期間
- 4年間
コンサルティングを依頼された経緯
東日本で50店舗を展開しているスーパー(リージョナルチェーン)のコンサルティング事例で、デザイン会社などとグループで改善にあたりました。コンサルティング期間はのべ4年間、料金は月20万円です。
昔ながらの売り場作りをしているスーパーで、他社との競合で伸び悩み、収益の低下に苦しんでいました。その時期、経営層が変わり、3ヵ年計画の立て直しの中でコンサルティングの依頼を受けました。スーパーの状況は他社との価格競争になっていたので、客層・ターゲットも含めて、売り場作りのコンセプトの立て直しに着手しました。
50店舗あるため、スーパーの各店舗によっても異なりますが、改装の4~5ヶ月前より店に入り、オペレーションや作業指示書、カートの使用方法、在庫管理など、基本的な指導を徹底しました。
課題を改善してオープンを迎えるように調整を進めつつ、月に1度、経営層にも参加していただき、集中的に改装新店計画を練りました。各商品部や店長を中心に、コンセプトの見直しや課題を共有化し、売り場作り・レイアウト・販売企画を中心にコンサルティングを行いました。
具体的な取り組み
こちらのスーパーが展開されている地域は、特有の食べ物があるエリアだったので、そういった食文化を守りながら、新たな提案をしました。
例えば、チェーン店のために横並びの商品展開だったものを、クリスマスやバレンタインなどは日本のメーカーのお菓子だけでなく輸入品も取り揃え、イベントを楽しむ要素を組み込みました。これは地域的にもなかったことです。お菓子だけでなく、調味料なども輸入品を強化しました。また、海のない地域だったので鮮魚寿司や惣菜を強化するなど、今までになかった売り場作りを意識しました。
コンサルティングの結果
3ヵ年計画の成果として、110%から150%の売上アップになりました。これまでやっていなかったことへのチャレンジが中心だったため、店長をはじめパートスタッフのスキルアップにもつながりました。大きいスーパーだっただけに、本部も安全な策ばかりで変われずにいた印象でしたが、コンサルティングを通じてスタッフの方々も自信がつき、目の色も変わったと感じます。
若いスタッフは少しのきっかけで意識を変えることができますが、部長クラスになるとどうしても凝り固まってしまいます。そこに弊社のような外部からのノウハウが入ることで、考え方も変わっていったのだと感じます。やる気を持って仕事に向き合っていただき、売上を伸ばすことができました。