スーパーマーケットの業務改善事例(西日本)

2015年10月01日

スーパーマーケットの店舗改装

基本情報

■プラン
スーパーマーケットの店舗改装、業務改善全般
■料金
5店舗を3年ほどかけて指導、休止期間を経てトータル10年 (継続中)
■期間
店舗改装時は月20万円(月2回訪問)、 現在は月10万円(月1回訪問)
スーパーの商品陳列

コンサルティングの流れ

西日本で20店舗を展開するスーパーマーケットで、店舗改装を中心にコンサルティングした事例です。デザイン会社も交えて、普通のスーパーマーケットを劇的に変えるプロジェクトとなりました。担当したのは合わせて5店舗、3年ほどかけて取り組み、そこから少しコンサルを休んだ時期もありますが、期間はトータルで10年ほどになります。

店舗改装した5店舗は、代わり映えのしないごく普通のスーパーでした。そこで、品揃え全般を見直し、部門ごとのコンセプトを把握するとともに、今までにない新商品の提案など、様々な角度からコンサルを進めました。

内装は、デザイナーがこれまで地域になかったような雰囲気を演出し、商品陳列に関しても専門家が入り、「売り場の楽しさ」を追求しました。
例えば、クリスマスなど季節のイベントに関する特設コーナーも、輸入品を充実させたほか、什器は四角ではなく丸い平台を使い、少ない在庫でボリューム感を持たせるなど工夫しました。また、少子高齢化の進む地域だったため、100g前後の精肉やカットフルーツなど食べきりサイズの商品も充実させました。

また、スーパーマーケットの店舗改装に合わせて、社内アンケートも実施しました。これまで男性社員を中心に意見を集めていたようなので、女性のパートを含めたすべてのスタッフに、フリー回答形式でスーパーの好きなところ・嫌いなところなど、生の声を伺い、できるだけ会議の中身が濃くなるように工夫しました。

店舗改装時は月に2回の訪問で、月20万円でしたが、現在は月10万円で、月1回訪問し、座学でのスタッフ教育や現場の見直しなど、コンサルティングを進めています。

【改善前】
スーパーの商品陳列(改善前) スーパーの商品陳列(改善前)
【改善後】
スーパーの商品陳列(改善後) スーパーの商品陳列(改善後)
スーパーの商品陳列(改善後) スーパーの商品陳列(改善後)

スーパーマーケット店舗改装の成果、売上アップ

店舗改装前の4ヶ月ほどで問題点を洗い出し、それをひとつひとつ改善していくコンサルが中心だったため、数字は後で聞いたものになりますが、売上は120%ほど伸びたと報告がありました。

このスーパーマーケットは社長の権限が強かったため、組織の部門長たちも指示待ちの姿勢になってしまい、自発的な行動があまり見られませんでした。そこで、リーダーの時間の使い方や部下の教育訓練なども指導しました。その結果、現場には活力が生まれてきました。店舗改装後ということで気持ちも新たに、不安なことにも積極的にチャレンジできる環境が整ったのだと思います。

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