スーパーマーケットの業務改善事例(西日本)
2015年12月07日
スーパーの売上が2~3倍伸びるクリスマスの売り場作り
基本情報
- ■プラン
- 売り場作りの改善
今回は売上が大幅に伸びるクリスマス商戦での売り場作りをご紹介させていただきます。
スーパーにとって、クリスマスは苦悩の時期です。得意の食材は売れていくものの、その売上の多くを百貨店や総合スーパーに奪われてしまいます。しかし、弊社がコンサルティングしているお客様先のスーパーでは、全体的で2~3倍に売上がアップします。その秘訣を特別に2点、ご紹介いたします。
1)女性社員の声を生かしたスーパーのクリスマスの売り場作り
クリスマスのメインターゲットは、幼稚園や小学校のお子さまをお持ちの女性です。しかし、スーパーの責任者の多くは男性で、女性の細やかなニーズを把握しきれません。そこで、クリスマスの売り場作りには、(パート従業員を含む)女性社員を最初から参画させます。
売り場作りへの女性の参入は、社員のスキルアップにつながります。さらに、商品作りや売り場作りへの貢献を、人事考課につなげることで、時給がアップし、社員のやる気を引き出します。
また、陳列時などにターゲットであるお客様から、直接質問を受ける機会なども増え、社員とお客様との間でコミュニケーションが生まれるなど、様々な変化があります。
このような「今までと違った作業も自分たちが主体で行える」「モノを売るのではなく、美味しさや楽しさを売る」という経験が社員に自信を与え、社員がイキイキと働くきっかけになります。
何よりも、女性社員の声を売り場に取り入れることで、メインターゲットのニーズである女性の感性に合うクリスマス商品を展開できます。新しいアイディアの商品を導入することで、クリスマス商品の売れ方が変わります。
2)高級輸入食品を取り入れたスーパーのクリスマスの売り場作り
弊社の業務改善では、新商品を導入した売り場作りを実施します。もちろん、従来からある靴下にお菓子の入ったような定番商品も一定数仕入れますが、メインは高級感のあるお菓子やワイン、チーズなど、特別感のある商品です。その高級な商品は従来の商品よりも、2~3倍の単価であることが少なくありません。さらに、通常の2倍以上の仕入額を提案する為、当初は、どのスーパー様も「本当にこんなに売れるのだろうか」「こんな高い商品はうちの店では売れないだろう」と、二の足を踏まれます。
しかしながら、実際に導入すると、スーパーのご担当者様の予想に反して、クリスマス商品は綺麗に売り切れてしまいます。このように自らの固定観念を打ち破る経験をすることで、個人の発見を引き出し、新しいニーズへのアプローチ方法を実地で体験していくのです。
お客様の声
クリスマスの売り場作りに関して、「今までやったことがなかった売り場作りだった。これまではちょっとかじって失敗していたが、今回は違う。社員一丸となってやりきり、成功したことが嬉しい」という喜びの声を頂きました。
成果の出る売り場作りを全力で実現します。