スーパーマーケットの業務改善事例(その他)

2016年02月29日

地元に愛されるお店に、地域密着型スーパーになるには

基本情報

地域密着型スーパー
昨今、地域密着型スーパーが注目されています。

しかし、“地域密着型”を標榜するスーパーのある担当者に話を聞くと「うちのスーパーにはおじいちゃんやおばあちゃんしか、来ないんですよ」と嘆く声も少なくありません。

おじいちゃんやおばあちゃんばかりが来るスーパーは、決して地域密着型スーパーではありません。たまたまフットワークの悪いおじいちゃんやおばあちゃんが、仕方なくその店を利用しているのにすぎないのです。

それでは、どうすれば、地元から愛される地域密着型スーパーになるのでしょうか。今回は、地域密着型スーパーになるための考え方と具体的な方法をお話しいたします。

 

年間を通して、お客様にこのスーパーにいくら買っていただけるか

スーパーで販売企画を立てるときは、お客様の年間購買額に注目して、戦略をたてることをオススメいたします。

通常、スーパーの担当者は「今、来ているお客様にいかに買わせるか」ということばかり考えています。そのため、値段偏重の施策に溺れ、鮮度が悪い商品でも提供してしまいがちです。利益を優先して、その場でお客様に買ってさえいただければ、鮮度の悪い商品に辟易したお客様が、その後来店しなくなっても関係がないからです。価格だけで勝負をしていると、競合店との価格競争に陥り、もっと価格安い店があれば、そちらにお客様ももっていかれてしまいます。

しかし、「このお客様に年間いくら買っていただくか」という視点に立ったとき、行動が変わります。今日は、ニラとモヤシしか買わないAさんも、孫が来たら奮発して買い物をするでしょう。その奮発するときに選んでいただけるお店は、鮮度がいい店です。お客様視点に立って、値段よりも「お客様に買って欲しいな、喜んで欲しいな」という商品を選び、販売することをおすすめ致します。

 

地域密着型スーパーになるために、地域の農家やお店と提携

本来すべてのスーパーは地域密着型のはずです。何故ならば、スーパーとは、その地域の3000~3500世帯をターゲットとして、商売をしているからです。地域密着型スーパーになるためには、地域と一緒に反映するという視点が必要です。

そのために、地場野菜や地域のお豆腐屋さんの商品を、スーパーの一角で売ることも戦略のひとつです。また、親しみやすさを出す為に、当たり前の挨拶も徹底していきましょう。

 

→地域密着型スーパーのコンサルティングも喜んで承ります。スーパーの業務改善なら、サミットリテイリングセンターまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

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