スーパーマーケットの業務改善事例(その他)

2016年04月13日

スーパーの「母の日」販促3つのポイント

基本情報

■プラン
商品販促

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 今回はスーパーにおける母の日の販促戦略について、お伝えします。その中でも、「母の日のターゲット」「母の日のギフト提案」「母の日に売れる惣菜」の3つに関して詳しくご紹介します。

 

母の日の販促:ターゲットはお母さん

母の日の一番のターゲットは、お母さん本人です。そう書くと、「何故、プレゼントをされるはずのお母さんがターゲットになるのだろう」と不思議に思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、家事は年中無休。たとえ母の日であっても、スーパーに買い物にいらっしゃるお母さんは多く、お母さんがご夕食の準備をしてらっしゃる家庭は少なくありません。もし、お子さんが小さければ、お子さんに手伝ってもらうかもしれませんが、あくまで料理する・夕飯の食材をスーパーに買い物にくるのはお母さんです。そのため、母の日の販促もお母さんの視点を中心に展開します。

 

母の日の販促①食品コーナーの売り上げアップのポイントは「調理が簡単」

サミットリテイリングセンターが提唱する母の日の販促コンセプトは、「簡単・美味しい・健康」です。何故なら、先ほども申し上げたように、実際に料理を行うのはお母さんです。そのため、「母の日ぐらいゆっくりしたい」「料理も簡単に済ませたい」「でも、家族にも喜んでもらいたい」という母心に応える販促戦略が必要です。「調理が簡単」で「家族に喜んでもらえる」商品作り、それを伝える販促力が求められます。

 

母の日の販促②母の日に売れる惣菜とは?

母の日の販促の次なるポイントは、簡単に作れる惣菜の提案です。母の日には料理と片付けの手間がかかる料理は好まれません。具体的に言えば、手間のかからないお寿司、焼肉、サラダ、カットフルーツ、ピザなどが売れ筋です。特に手巻き寿司やちらし寿司などのお寿司、焼肉などはお子さまでも簡単に調理に参加でき、ホームパーティにも適していますので、特によく売れます。

また、日頃頑張っている自分へのご褒美として、甘味の需要も多くあります。少し高い輸入菓子なども母の日には売れることがあります。また、同じ甘味でも、昨今では和菓子よりもケーキなどの洋菓子の人気があります。

 

母の日販促③コトPOPを利用して、感情に訴えかけるギフトを

母の日ギフトの定番商品は、花やお菓子、お酒などです。母の日のギフトの販促を行う際のポイントは大きく2つあります。

1つはコトPOPで商品のよさを伝えることです。コトPOPとは、お客様の情緒的価値、気持ちに訴えかけるPOPのことです。例えば、同じお茶のギフトでも、こだわりの八十八夜の新茶セットを用意し、「一番茶であること」「栄養価が高い上質な茶であること」などを表現するコトPOPを添えれば、その商品の良さがよりお客様に伝わります。お花やお酒など他の商品と絡めたPOPもおすすめです。コトPOPで強調する価値は「健康もしくは美味しさ」であれば、なお良いでしょう。コトPOPで商品のよさがお客様の気持ちに響けば、少し奮発しても「母の日ギフト」を購入してくださいます。

2つ目はギフト特設コーナーを設けることです。特設コーナーを設けることで、販促もしやすくなると同時に、専用のギフト包装コーナーを用意することができます。特別なラッピングが用意されていると、「せっかくの母の日だから」とお客様の財布の紐も緩みます。

 

母の日、父の日、スーパーマーケットの販促なら、サミットリテイリングセンターまでお気軽にご相談ください。

 

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