リサーチレポート
2012年10月25日
アメリカ小売業視察・第一日
久しぶりのアメリカ。ポートランド(オレゴン州)に到着。。
アメリカ北東部の自然が多い綺麗な地域で、ヨーロッパ系の人種が72%以上と多い地域でもあります。
早速、世界一の小売業、ウォルマート・スーパーセンターを視察。

バスを降り駐車場で気づいたことは、日本車が少ないこと。
私の今までの印象では、特にシアトルやポートランドなどでは、ホンダやトヨタの日本のメーカーの車が多いということでした。
ところが、この店の駐車場には、それが少ないのです。
後で気付いたのですが、「あっ、ここはウォルマート」来店している所得層が違います。そのためです。
店内に入ると、この時季、各所にハロウィンの売り場が出来上がっています。

青果コーナーのカボチャやグロサリーのお菓子やケーキ。そして、雑貨売り場の飾りつけ用品や仮装用品など。

私の日本のクライアントの多くでは、結構大々的にハロウィンの売り場作りは、頑張ってやってもらっているつもりですが、さすがに本場のハロウィンは、規模が違います。
また、店内奥では、早くもクリスマス用品が大量に陳列されています。
なかなか楽しいグッツがたくさん陳列されています。

私は、何処の視察をする時でも、あまり価格は気にしていませんが、さすがにウォルマートでは、その安さが伝わってきます。
一例ですが、ワイン売り場のイエローテイル。1.5リットルが8ドル97セントで売られています。
日本では、通常の720mlのボトルで、980円程度ではないかと思いますが、その半額以下です。酒好きの私にとっては、うらやましい限りです。

ウォルマートで一番の武器は、価格とそれを支えるローコストオペレーションです。店内の単品大量陳列やLED照明を使ったアイスクリームなどのリーチイン・ケースなどなど。
しかし、店内の従業員の作業遂行状況を見ていると、とても生産性が高いとは言い難い様子です。でもおそらく低賃金。結果的に生産性は低くないのでしょう。
しかし、整然とした売り場でも、商品や部門同士の関連陳列には、所々に大小見るべきものが沢山あります。


※ベビーフード売場からベビー衣料へと続くゾーニング
この店舗の視察を終えて、バスに戻るときに、電気自動車用の充電ブースを発見。さすがにウォルマート。やることが早い。

■ローカルスーパー、Zupans market
住宅密集地域のダウンタウンにある、地域密着型のスーパーマーケット。

特にワインと惣菜は、売り場も品揃えも広く充実しています。
ワインは、1900種類以上もあり、『ワイン・スチュワート』と呼ばれる専門スタッフがワイン選びをアドバイスしてくれます。

アメリカのスーパーマーケットとしては、決して広くはありませんが、地域に根差す生き残りをかけた戦略の店舗としては、見るものがある店ではないかと思います。

■高質・スーパーセンター、Fred Myree(Kroger傘下)

あのホールフーズを感じさせる上品な売り場づくり。特に青果の売り場は鮮度感もあり、カラーコントロールも素晴らしい。青果部門の担当者の作業動作を見ていても、テキパキとこなす。見ていても気持ちが良い。ちなみに、これは、ホールフーズを見ていても同じことを感じます。


青果コーナーの横には、広い花売り場です。
数々の鉢植えの植物と切り花が豊富に陳列されています。

青果の次は、ベーカリーそしてケーキ売り場。
特にケーキその他デザートともに、女性を喜ばせてくれるであろう、商品がたくさん並んでいます。

その奥が何と言っても、この店舗の一番の売り場と言っていいでしょう、惣菜の売り場です。
対面のハムや各種惣菜は、品揃えの豊富さもさることながら、その上品で美しい陳列演出技術は、素晴らしいものがあります。

また、広いフードコートがあり、その前にレジが2台設置されています。そこで精算した商品を食べることもできますが、店内の寿司コーナーには、回転寿司のコーナーもあり、楽しい売り場づくりになっています。

■ディスカウト・スーパーマーケット、Win Co

特に目を引くのが、お菓子やドライフルーツ、ナッツや穀物などのバルク販売の売り場です。

これ形態で販売できれば、仕入原価をかなり抑えられ、かなり安く販売できると思います。
肉は、かなりのボリュームのある量目のパックばかりです。少量のパックは、ほとんどありません。

来店している客層は、低所得層がかなりの割合であるように感じます。


※これは便利。ショッピング・カート回収電動カート
アメリカ北東部の自然が多い綺麗な地域で、ヨーロッパ系の人種が72%以上と多い地域でもあります。
早速、世界一の小売業、ウォルマート・スーパーセンターを視察。
バスを降り駐車場で気づいたことは、日本車が少ないこと。
私の今までの印象では、特にシアトルやポートランドなどでは、ホンダやトヨタの日本のメーカーの車が多いということでした。
ところが、この店の駐車場には、それが少ないのです。
後で気付いたのですが、「あっ、ここはウォルマート」来店している所得層が違います。そのためです。
店内に入ると、この時季、各所にハロウィンの売り場が出来上がっています。
青果コーナーのカボチャやグロサリーのお菓子やケーキ。そして、雑貨売り場の飾りつけ用品や仮装用品など。
私の日本のクライアントの多くでは、結構大々的にハロウィンの売り場作りは、頑張ってやってもらっているつもりですが、さすがに本場のハロウィンは、規模が違います。
また、店内奥では、早くもクリスマス用品が大量に陳列されています。
なかなか楽しいグッツがたくさん陳列されています。
私は、何処の視察をする時でも、あまり価格は気にしていませんが、さすがにウォルマートでは、その安さが伝わってきます。
一例ですが、ワイン売り場のイエローテイル。1.5リットルが8ドル97セントで売られています。
日本では、通常の720mlのボトルで、980円程度ではないかと思いますが、その半額以下です。酒好きの私にとっては、うらやましい限りです。


ウォルマートで一番の武器は、価格とそれを支えるローコストオペレーションです。店内の単品大量陳列やLED照明を使ったアイスクリームなどのリーチイン・ケースなどなど。
しかし、店内の従業員の作業遂行状況を見ていると、とても生産性が高いとは言い難い様子です。でもおそらく低賃金。結果的に生産性は低くないのでしょう。
しかし、整然とした売り場でも、商品や部門同士の関連陳列には、所々に大小見るべきものが沢山あります。


※ベビーフード売場からベビー衣料へと続くゾーニング
この店舗の視察を終えて、バスに戻るときに、電気自動車用の充電ブースを発見。さすがにウォルマート。やることが早い。

■ローカルスーパー、Zupans market
住宅密集地域のダウンタウンにある、地域密着型のスーパーマーケット。


特にワインと惣菜は、売り場も品揃えも広く充実しています。
ワインは、1900種類以上もあり、『ワイン・スチュワート』と呼ばれる専門スタッフがワイン選びをアドバイスしてくれます。

アメリカのスーパーマーケットとしては、決して広くはありませんが、地域に根差す生き残りをかけた戦略の店舗としては、見るものがある店ではないかと思います。


■高質・スーパーセンター、Fred Myree(Kroger傘下)


あのホールフーズを感じさせる上品な売り場づくり。特に青果の売り場は鮮度感もあり、カラーコントロールも素晴らしい。青果部門の担当者の作業動作を見ていても、テキパキとこなす。見ていても気持ちが良い。ちなみに、これは、ホールフーズを見ていても同じことを感じます。




青果コーナーの横には、広い花売り場です。
数々の鉢植えの植物と切り花が豊富に陳列されています。

青果の次は、ベーカリーそしてケーキ売り場。
特にケーキその他デザートともに、女性を喜ばせてくれるであろう、商品がたくさん並んでいます。



その奥が何と言っても、この店舗の一番の売り場と言っていいでしょう、惣菜の売り場です。
対面のハムや各種惣菜は、品揃えの豊富さもさることながら、その上品で美しい陳列演出技術は、素晴らしいものがあります。


また、広いフードコートがあり、その前にレジが2台設置されています。そこで精算した商品を食べることもできますが、店内の寿司コーナーには、回転寿司のコーナーもあり、楽しい売り場づくりになっています。


■ディスカウト・スーパーマーケット、Win Co


特に目を引くのが、お菓子やドライフルーツ、ナッツや穀物などのバルク販売の売り場です。


これ形態で販売できれば、仕入原価をかなり抑えられ、かなり安く販売できると思います。
肉は、かなりのボリュームのある量目のパックばかりです。少量のパックは、ほとんどありません。

来店している客層は、低所得層がかなりの割合であるように感じます。



※これは便利。ショッピング・カート回収電動カート