スーパーの業務改善入門

2008年12月01日

リーダーシップとコミュニケーション

売上、荒利、2ヶ月連続、大幅アップ。先月は、荒利益率予算費120%達成です。

私がコンサルティングさせていただいている、あるスーパーマーケット・チェーン企業の青果部門の実績です。
店舗数は、30店ほどあり、店舗デザインや売り場づくりは、標準的なあまりこれといって特徴の無い普通のお店です。


チーム力はコミュニケーションで決まる


この会社の青果部門のチームとしての素晴らしいところは、コミュニケーション力が、とても高いというころです。
例えば、座学研修では、50~60人程度の社員が参加しますが、月替わりで参加メンバーが一部入れ替わります。
今月の研修で、先月伝えた作業改善の内容を新たな参加者に確認すると、全員正しく理解して、尚且つ、改善行動がとれているのです。
また、現場での実地指導後の経過を見ても、確実に改善がなされ継続されています。


リーダーシップが良い結果を生む


「うちの会社は、いろんなことにチャレンジするんですけど、継続できなくて・・・」と、よく聞く、普通の会社が多い中、ここは全く違います。

この会社の青果部門は、私が指導させていただくまで、過去にコンサルタントは入っていなかったそうです。
現状では、オペレーション全体に、レベルが低いと言えます。これから改善していかなければならない課題が山ほどあります。
しかし、近い将来、間違いなく素晴らしい部門(会社)になると、私は、確信しています。

それは、第一に、リーダーのリーダーシップ力が上げられます。
青果部門の部長は、人柄は穏やかでおとなしいタイプですが、確実に部下のバイヤー(SV兼任)とコミュニケーションをしっかりとっています。
そして、第二にチームメンバー同士の信頼関係が上げられます。各人が自分の役割を良く理解し、前向きに取り組んでいます。

現状、チームとして、決してレベルはまだまだ高くはありませんが、確実に改善が進んでいます。確実に一つ一つのことが良い方向に変わってきています。進化しているのです。

実績数値が良いのも、このプロセスがあるからです。偶然で実績が上がっているのではありません。王道を確実に進んで行ってもらっているからです。



目には見えないリーダーシップとコミュニケーションの力


人事評価の評価項目に、責任性や折衝・交渉力、報・連・相などが有ります。

これらが、リーダーシップとコミュニケーション力のことです。

現場を強くするためには、リーダーがリーダーシップを取って、チームメンバーと良く語り合い、『目的』と『目標』、そして、『方法』について、正しく共有することが重要です。

ここが不足すると、中々プロセスがせず、良い結果を出すことが出来ません。

あなたのチームは、はたして、どうでしょうか・・・?

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